Daisuke's BAR

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Daisuke's BAR 【Day 8 〜Japanese Sake〜】/ 2011.2.7

Daisuke's BARへようこそ。

今日は何を飲まれますか?...え、最近BARをさぼりすぎですって?んー、ちょっと何をおっしゃっているのかわかりませんね。お手洗いはあちらですが…?

今日は日本酒をご用意いたしました。日本酒ブームといものが、過去に何度か来ていましたね。でも酒はブームに合わせて飲むものではありません。気分と食事に合わせて飲むものなんですよ。え、日本酒は苦手、ですって?大丈夫です!今日はそんなお客様に是非日本酒についてお話しさせて下さい。

日本酒は、比較的アルコール度数が高いことと、チューハイやカクテルのようなジュース感覚の味わいからやや離れていることから、特に若い人からは敬遠され気味な酒であるように思います。確かに「飲みやすい酒」ではないかもしれませんね。でもそれは飲み方を知らないから故であったりもします。

例えば、三つ葉や春菊などはやや味わいにクセのある野菜なので、生でムシャムシャと食べて「美味い!」なんて言う人はなかなかいないと思います。でも三つ葉であれば親子丼や吸い物、春菊であれば鍋に入れれば最高のパフォーマンスを 発揮してくれます。同じ味わいでも、食べる状況を変えることで「美味い!」と感じることが出来るのです。

なので、日本酒も楽しむポイントがあります。それを本日はご紹介しましょう。

ポイント@:和食と合わせて
日本酒は和食との相性が抜群です。刺身であれば、生臭さを消し去り、魚の風味を引き立ててくれます。天ぷらなど油分の多い料理に合わせれば、口の中の油っ気を流して浄化してくれ、料理本来の味わいをより楽しむことができます。日本酒よりも和食に合う酒はおそらく全宇宙を探しても無いだろうと私は確信しています。

ポイントA:チビチビ飲む
アルコールに弱い人は、どうしても度数の高い酒は敬遠しがちですが、飲み方を正せば十分に楽しむことができます。日本酒は喉の渇きを潤す飲み物ではありません。日本酒は米から精魂込めて作られた「逸品料理」です。なので、一緒に食べる料理に合わせて楽しむものです。例えば、ステーキにはソース、サラダにはドレッシングをかけます。でもソースのみ、ドレッシングのみを口にはしないですね。ほどよい量で楽しむでしょう。日本酒も口にする量が大切。ずばりチビチビ飲むのが一番です(酒豪を除く)。しかし食事しながらでは、そしてアルコール度数が高い酒を飲んでいては喉が乾きます。そこで「水」を飲むのです。ウイスキーのストレートなど、極度にアルコール度数が高い物を飲むときには水を合わせて飲むのは一般的ですが、日本酒であっても例外ではありません。水(チェイサー)はアルコールで麻痺してしまう味覚をリセットする役割があります。うまく利用することで、アルコールに弱い人でもアルコールの高い飲み物を楽しめます。飲み物はあくまで「水」、料理の味を引き立てるソース、ドレッシングとして日本酒を利用してみて下さい。

ポイントB:みんなでワイワイ
日本酒は、「酔う」ための酒ではなく楽しむための酒です。なので、日本酒は、一緒に飲める人とつぎ合いながら飲むべきです。逆に言えば、独りで無理に飲む必要は無いのです。もし宴会の席で、みんなで日本酒でも?という流れになれば是非口にしてみて下さい。同じ味の酒をみんなで飲む、ここに「酔う」ための酒ではない本当の日本酒の醍醐味が隠されていると思います。

私も日本酒は滅多に飲みません。また、上記に反するタイミングで飲むと不味く感じることさえあります。しかし、ここぞというタイミングで飲む日本酒は、これに勝る物はないと思ってしまうほどの魅力を持っています。

ここでご紹介。私が人生で一番うまいと感じた日本酒をば…。


「醸し人九平次 純米大吟醸 別誂」


これは本当にぶったまげた味。はっきり言うと食事には合わせにくいかもしれません。なぜならばジュースのようなフルーティさと甘さを備えているからです。これ、本当に日本酒なの?フルーツワインでしょ?という感じです。ため息が出るようにうっとりとしてしまう味わいでした。よかったらぜひお試しください。やや高いですが…(笑)

日本酒は米から作られます。葡萄から作るワインとは違い穀物であるため、「美味しくなさそう」なイメージを持たれることもあります。しかし、品質の高い日本酒はびっくりするぐらいフルーティで香り高いのです。日本人としてこれを知らずに死んでいくのは、AKB48全員の名前を知らずに死んでいくぐらい惜しい話であります。ぜひぜひ、日本酒が苦手と感じている人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

え?AKB48のメンバー知ってるのかって?し、知ってますとも!えーと、...山田でしょ、...田中さん、...鈴木ちゃん、...佐藤くん...あーっと、これは残念、今日はもう閉店の時間ですね。またぜひお越しください。
それまであなたに良き音楽が訪れますように。

Daisuke


Daisuke's BAR 【Day 7 〜New Year Message〜】/ 2011.1.5

今日はBARはお休み。

皆様新年明けましておめでとう。
2011年ですね。
今日は新年一発目と言うことで、思いのままに書こうと思う。

なんにしても気になるのはthe CROSSがやや止まり気味だということ。
いや、全然止まってないんだけど、ホームページだけ見てると止まっているように見えているのも仕方ないわけで。
クリスマス曲のくだりで、ソロやったから余計にthe CROSSとしての作品はしばらく出てないね。
まぁ製作者たちのいろいろな都合はあるんだが、もちろん着実に活動している。
もともとマイペースな人間がやっているんで、生まれるときに生まれると言う感じになるだろう。
皆様見放さないでください。

さてさて、年末を振り返ったときに思い返されるのは、とあるバンドのライブに行ったことだろう。
わが敬愛するLUNA SEAの復活ライブに行ってきた。
ショーガと俺は、学生時代から彼らのファンとして彼らの音楽を骨の髄までしみこませてきたと言う経歴がある。
DNAに刻まれた音楽と言うのはこのことを言うのかもしれない。
そんなこんなで、10年ぶりに彼らの生の音を聴きに行ってきた。
この10年間、それぞれのメンバーが様々な紆余曲折を経てきたわけだが、ポジティブなこともネガティブなことも全てを一新させるような新しい彼らがそこにいたと感じた。
これから刻まれる新たな歴史が楽しみで仕方がない1ファンの俺がここにいる。
以下がライブ前の東京ドームの美しい夕暮れ。



そうそう、そのライブの前に行った場所が、築地だ。
完全に田舎モンの東京観光になっちまってるな。一度行ってみたかったんだ。
とりあえず行ったからには鮮魚を食わねばと言うことで寿司屋へ。
いやぁ旨かった。大トロなんざまともに食べたのは初めてかも。
腹いっぱい旨い寿司を食べた。
以下が寿司の美しい整列図。



年末年始は天気は大荒れだったな。
実家でゆっくり過ごしたわけだが、実家で雪が積もっているのを見たのはいつぶりだろうかというぐらい久しぶり。
すっかりはしゃいでしまった。そして酒びたりになったのは言うまでもない。
以下が美しい雪の妖精 made by 俺



今年もいい曲いっぱい書きたいと思います。
今年もあなたに良き音楽が訪れますように。

Daisuke


Daisuke's BAR 【Day 6 〜Ice Wine〜】/ 2010.12.17

Daisuke'S BARへようこそ。


 今日は何を飲まれますか?おっと!答えていただかなくても大丈夫です。どうせまた「醤油!」とかおっしゃるのでしょう?わかってるんですから、しょうゆうことを言いそうなことぐらいね…。え、あれ?

 お客様、本日は普段あまり口にすることのないだろうお酒が入りました。お試しになりませんか?ずばりアイスワインです。ご存知ですか?
 アイスワインというのは、読んで字のごとく氷ワインです。別にワインを凍らせているわけではありません。一言にワインといても実は様々なワインが世界にはあるんです。その中の一つにアイスワインというジャンルがあるんです。
 通常のワインと言うのは、葡萄を搾取し、圧搾して果汁を集めて発酵させて作ります。前回にご来店いただいたときに、確かボージョレヌーヴォーのご説明をかねて簡単な製法はお話をさせていただいたかと思います。ワインと言うのは水を一切使用しておらず、純粋に果汁のみから作り出す自然のお酒なんですね。さぁここでアイスワインは普通のワインと何が違うかと言うと、原料が全く違うんです。もちろん葡萄であることに変わりはないんですが、ただの葡萄じゃないんですね。
 アイスワインの葡萄と言うのは、凍った葡萄から作られているんです。葡萄は凍ると水分が凝固します。ただし葡萄内の全ての水分が凍らない状態で葡萄を育て続けると、糖質など水分以外の物質が集まり、濃縮されていきます。そしてこの濃縮された集まりだけを用いて発酵させて作られたのがアイスワインなんです。なんかプレミアな感じがしませんか?
 このアイスワインと言うのは偶然から産まれたお酒でした。約200年前のドイツで、普段よりも寒さが厳しかった年に、葡萄が全て凍りついてしまいダメになってしまったことがありました。ワインとしては使えないと思い廃棄するはずだったのですが、もったないと思った農民たちはその凍った葡萄を使ってワインを作ってみたわけです。するとどうでしょう、なんとも甘く香り高いワインが出来上がったではありませんか。これがアイスワインの始まりなんです。
 アイスワインは製法の規律や葡萄の育成条件が厳しく、また搾取や圧搾、熟成にいろいろと手間がかかることとや、作れる量も通常のワインの8分の1程度と少ないため、かなり高価なものが多いです。しかしその手間の甲斐もあって出来上がるワインは最高級とも呼ばれるほど希少性が高く、そしてとても美味しいものであるとされています。甘口のワインは世にたくさんありますが、補糖と言って糖分を足して甘くすることも多く、100%天然の葡萄の甘みではないことがよくあります。その反面アイスワインは100%葡萄本来が生み出した糖分であり、濃縮された自然の甘さが楽しめるのです。
 アイスワインはその濃厚さゆえ、氷を入れて楽しむスタイルも一般的です。食後や、午後の安らぎのひと時、就寝前などに嗜むには最高のワインではないかと思います。探せば安価なものも多く存在しています。特別な日にはぜひ嗜んでみてはいかがでしょうか?

 今日は独りで突っ走りすぎですね。ひたすら語ってしまいました。ワインついでにもう一つこの時期に合わせたワインの話を。

 クリスマスに飲むワインとしては、ヨーロッパではグリューワインが欠かせません。日本ではホットワインと呼ばれることもありますが、これはワインを温めて飲むスタイルです。寒い冬には最高のホットドリンクです。作り方は至って簡単。口当たりが軽く、酸味も低めの赤ワイン(白も可)に、蜂蜜やレモンの皮、オレンジの皮、シナモンなどのスパイスなどをお好みで入れて、温めて飲むんです。美味しそうでしょ?注意としてはアツアツにしないことと、長時間温めすぎないこと。アツアツにするとかなりアルコールがキツく感じます。長時間暖めすぎるとアルコールが飛んでしまって、コクが無くなってしまいます。あくまでほどほどに。
 余談ですが、ジャパニーズスタイルにするのであれば、梅酒に蜂蜜や柑橘系の皮などを加えて温めて飲むのもお勧めです。梅酒の味が深まってこれがまたいいんです。

 今日はひたすら語ってしまいました。え、音楽の話はしないのか、ですって?お客様、ここはBARですぞ。BARと言えば年末ですよね。意味不明ですか?もうすぐクリスマスですね。私自身クリスマスには特に興味は無いのですが、この時期の雰囲気はとても好きです。一年の中で、同じ音楽があちこちから聞こえてきます。そんな時期って他にないですよ。クリスマスソングって年の終わりをそっと知らせてくれる、そんなイメージが僕の中にはあります。一年間の終わりにクリスマスがあってよかったって思いますね。華やかに一年の幕を下ろせるじゃないですか。そんな洋風な12月がとても好きだったりします。そして1月はとことん和ですよね。門松に振り袖に琴の音色。バカバカしいけど日本っていい国です。

 残念ながら今日はもう閉店の時間ですね。またぜひお越しください。それまであなたに良き音楽とクリスマスが訪れますように。


Daisuke


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