Daisuke's BAR

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Daisuke's BAR 【Day 5 〜Beaujolais Nouveau〜】/ 2010.11.21

Daisuke'S BARへようこそ。


 今日は何を飲まれますか?え、水?水が飲みたい?ここは砂漠じゃないですよ?


 お客様、ボージョレ・ヌーヴォーをご存知ですか?今年も解禁となりまして、当店でも多数入荷しております。よかったらお試しになりませんか?え、なんだそれはですって?

 ボージョレ・ヌーヴォーというのは、その年に作られた「新酒」のワインのことです。ヌーヴォーとは「新しい」を指します。でもただ単にその年に作られたから「ヌーヴォーだ」というわけではありません。と言うのも、ワインと言うのは原料の葡萄をどの品種を元に作るかによって、飲まれるまでに様々な工程を要します。一般的に普及している赤ワインは、発酵させて出来上がったワインを熟成させる期間を数年ほど必要とし、その後瓶詰めして出荷されます。熟成によってそれによってワインに深みやコクを加味していくのです。が、ヌーヴォーは違います。ノン熟成なんですね。9月頃に収穫された葡萄を特殊な工程での醸造方法で短期間に瓶詰めまでされます。そして11月までには出荷が完了されるのです。

 じゃあ普通のより美味しくないんじゃないか、と思われるかもしれません。でもそうではないんです。ヌーヴォーとして美味しく飲める葡萄品種は限られています。その中で一番有名なのが、ボージョレヌーヴォーで用いられるガメイという品種です。ガメイは熟成に向かない品種なんですね。特徴は、あっさりさわやかフレッシュ、と言う感じでしょうか。フルーティと言う言葉が一番ふさわしいでしょう。この品種は、作り方にもよりますが、時間がたつほど風味が落ちて味わいが劣化しやすいです。なので、早く飲むのが吉とされています。

ワイン好きな人は、「ボージョレヌーヴォーを喜んで飲むのは日本人だけだ」「あんな軽いジュースみたいなワイン飲めるか」など、好んで飲まれない方も多いですね。確かに、フランスからボージョレヌーヴォーを輸入する量は日本がダントツ1番で、しかも比較的高い価格で販売されます。フランス現地で買うよりも数倍も高価なんです。輸送コストなど様々な理由で高くなるんですね。フランスではヌーヴォーをそれほど特別なワインと言う認識はしていないと言われています。確かに日本での扱われ方はやや誇大かもしれません。また、口当たりも非常に軽く、飲み応えを求める人にとっては物足りない味わいであるかもしれません。

 でも、それを理由に飲まないと言うのは、少し認識がずれているのではないかと思うのです。ボージョレヌーヴォーは、その年のワインの出来を祝うお祭りのようなものです。そしてそのワインは当然ながら非常に手間隙をかけて作られています。決して「安っぽい」ものではないんですね。考えてもみてください、つい1〜2ヶ月前には葡萄だったんですよ。出来立てほやほやのワインなわけです。絞りたての新鮮でフレッシュなその味わいを楽しむのがヌーヴォーです。深みやコクを楽しむワインとはまた別のお酒なんですね。漬物で言えばわかりやすいでしょうか。よく漬かった古漬けは味に深みがあって美味しいですが、採れたての野菜を使った浅漬けも、それはそれでいいですよね。それぞれの良さがちゃんとあるわけで、それを楽しもうとするのが正しい認識なのではないかと思います。ボージョレ・ヌーヴォーの味わいは非常に優しく、口当たりもさわやかで、女性が軽く口にするワインとしてはとても相性が良いのではないかと思います。この時期にしか飲めないものではあるので、あえてお祭り騒ぎに便乗してみるのもいいかもしれませんね。

 え、音楽の話はしないのか、ですって?お客様、ここはBARですぞ。BARと言えば音楽ですよね。もうすぐクリスマスの時期ですね。この時期はなぜかちまたにはバラードが横行しますね。クリスマスを彩る曲をはやらせようと頑張っているという感じでしょうか。え、お前は書かないのかって?よくぞ聞いてくださいました。出しますよ、冬の曲。クリスマスというカテゴライズはしませんが、冬っぽい曲を出してみたいな、なんて思っています。乞うご期待。詳細はまた後日。


 残念ながら今日はもう閉店の時間ですね。またぜひお越しください。それまであなたに良き音楽が訪れますように。


Daisuke


Daisuke's BAR 【Day 4 〜Gin〜】/ 2010.11.4

Daisuke'S BARへようこそ。


 今日は何を飲まれますか?え、牛丼が食べたい?何度も言いますが、ここはBARなんですよ。ぜひとも心癒す一杯をお楽しみください。牛丼なら隣の「ショーガ's BAR」でどうぞ。まぁ彼が帰ってくればの話ですが。

 ジンはお好きですか?スピリッツのジンのことです。普段なかなか飲まれることは少ないんじゃないですかね。スピリッツと言うのは蒸留酒という分類のお酒を指します。原料を酵母と共に発酵させて、「お酒」にしたのちに、蒸留を繰り返すことで精製したものを蒸留酒と呼んでいます。水分が減り、アルコール分が残るため、アルコール度数の高い酒が出来上がるんです。もちろん水分は減るものの、酒の味となるエッセンスは残されるため、非常に「濃い」味わいでコクのある酒になるわけです。その蒸留酒のひとつにジンがあるんですが、これは穀物を原料に醸造し、蒸留したものにジュニパーベリーの香りをつけたものを一般的には指します。しかし製法は製品によって様々で、また製造方法もさまざまなのでいろいろな味わいのジンが世界中で作られています。

 ジンを楽しむのであればはずせないのは、やはりジントニックでしょう。いまや居酒屋でもどこでも見かけるメニューとなりましたね。トニックウォーターとは柑橘類のエッセンスと糖分を配合して作られた炭酸飲料です。この炭酸飲料とジンとの相性は抜群なんですね。ジンは柑橘の風味のものとよく合うんです。ジントニックはTPOに関係なく、いつでも楽しめる無敵の酒ではないかと勝手に思っております。ただし、ちゃんとした配合で作らないとこのカクテルは良いパフォーマンスを発揮できません。安い居酒屋で出てくるようなものは、ジンが少なかったり、ライムがなかったり、トニックがまずい(原液とソーダで割るタイプ)と、笑っちゃうようなものが出てきます。料理と一緒なんですよね。調味料のバランスがおかしいと、マズイって思うように。ほんとに美味しいバーに行くと、美味しいジントニックが飲めます。ちなみに私の主観的な「最高のレシピ」をお教えしましょう。


ジン(ボンベイサファイア) 45ml
トニック(ウィルキンソン) 75ml
ライム4分の1カット     1個

氷の入ったグラスに冷凍庫で冷やしたジンを先に注ぎ、ライムを搾り過ぎない程度に(苦味が出るため)絞る。氷の隙間からトニックウォーターを静かに注ぎ、スプーンで氷を底から一度だけ持ち上げて沈めたら完成。混ぜなくていいんです。ジンはすぐ水と溶け合うので、かき混ぜる必要はありません。

 お待たせいたしました、ジントニックでございます。ちなみにトニックウォーターって、アメリカで製造されているものと日本で製造されているものは違うんですよ。キニーネという材料が日本では食品添加物としての使用が許可されていないため、代替品を混ぜて作られているんです。もちろんアメリカのトニックを輸入することもできないんですね。なので、アメリカ圏に行ったときはぜひトニックをご賞味いただいてはいかがでしょうか?

 え、音楽の話はしないのか、ですって?お客様、ここはBARですぞ。BARといえば酒。音楽のことは忘れましょう。・・・え、だめですか?あ、いやね、最近発表予定だったメガマック・・・とかなんとかいう曲がいろいろとトラブル続きでしてね。その作業に追われて余裕がございませんので、せめてBARにいる間は忘れようかと。はい、まもなく発表できます、はい、ええ、すいません、頑張ってます。はい・・・、はい・・・。

 あーっと、これは残念です、今日はもう閉店の時間ですね。またぜひお越しください。それまであなたに良き音楽が訪れますように。

Daisuke


Daisuke's BAR 【Day 3 〜trip〜】/ 2010.10.23

本日BARは定休日。


先日、四国方面に旅行に行った。
車を走らせ、淡路島→徳島→香川→瀬戸大橋→岡山経由でぐるりと。
久しぶりに旅行らしい旅行をした感じ。
ご当地グルメを堪能した2日間だった。
淡路島はなんといっても玉葱。玉葱スープとチップスは玉葱嫌いでもきっと好きになる味。
徳島は阿波尾鶏という地鶏。これが本当に絶品であった。舌鼓とはこのことであると知る。
徳島と言えば鳴門大橋から臨めるうず潮が有名であるが、残念ながらうずができておらずで拝めず。
香川は言うまでもなく讃岐うどん。コシの強い本場のうどんにこれまた舌鼓。
瀬戸大橋では、ご当地かどうかはわからないが、与島PAで食べた和三盆アイスが上品な味。
岡山は通過しただけ。桃の季節にはやや遅いか。

やはりなによりも旨かったのが、徳島で食べた阿波尾鶏の唐揚げ。
地元に住んでる人の紹介で行った店で出会った。
人生で一番旨い唐揚げであった。
また是非行きたい。

帰りに見た瀬戸大橋からの眺めは言葉にできない感動であった。
人間の偉大さと自然の雄大さを五感で堪能した時間だった。




音楽の話をしておこう。
そのときにかけていた曲が、わが敬愛するSGZの曲。
旅行当日に大阪で購入し、そのまま車でかけていたCDである。
某アーティストがやってる舞台「眠狂四郎無頼空」のサウンドトラック。
マニアックな曲ではあるが、マニアックな私はSGZの世界観に圧倒。
和と洋、デジタルとアナログ、新と古、喜怒哀楽が調和された作品であった。
今後のわが音楽に強く影響を受けそう。
ちなみに一般には売られていない。
だからよかったら聞いてみてともいえない。


今日はいろいろと自慢話。


Daisuke


Daisuke's BAR 【Day 2 〜Campagne〜】/ 2010.10.14

 Daisuke'S BARへようこそ。

 今日は何を飲まれますか?え、酒なんていらない?またまた、なにをおっしゃいますか。以前も言ったように、ここはBARなんですよ。ぜひとも心癒す一杯をお楽しみください。

 食前酒にシャンパンはいかがですか?いや先日ね、友人の結婚披露宴に行きまして、久しぶりにシャンパンを嗜んだんですよ。久しぶりと言っても、年に2,3度は飲む機会を持つようにはしてるんですがね。シャンパンは大好きですなんです。お客様はシャンパンがどんなお酒かご存知ですか?実にロマンのお酒なんですよ。

 そもそも発泡性のスパークリングワインを安易にシャンパンと呼んでしまうことがありますが、そんなことをしてはいけません。スパークリングワインをシャンパンと呼ぶと言うことは、「砂肝」を「まぁザックリいっちゃえばフォアグラ的な?」と呼称するぐらい語弊がございます。「シャンパン」と名乗るお酒は、実に長い年月の間手間をかけ、葡萄品種、葡萄の栽培方法、製法、熟成期間など法律で規定された数多くの条件をクリアしてきた、覇者なんです。そんじょそこらの発泡ワインとはワケが違うんです。まぁその分、値段も結構なものとなりますが。

 シャンパンの美しさは何よりもその泡立ちのキメ細やかさだと言われることがあります。シャンパンは瓶詰めされる時点では、発泡してないただの白ワインなんです。そのワインを特殊な製法で時間をかけて手を施すことで、大いなる自然の力であの発泡がうまれるわけです。不思議ですよね。シャンパングラスは、その美しい泡立ちを視覚的に楽しめるよう細長く作られているのです。ちなみに安いスパークリングワインは、炭酸を機械的に入れています。ブシューッと。炭酸ジュースと一緒です。

 え、熱く語りすぎ?これは失礼。好きなものに対してはどうしても力が入るんです。私の中で「お酒」は音楽と同じ芸術であり、「時間」を彩るものであると考えています。特に手間をかけて作られたワインなどは、一般的な飲み物のように機械で自動的に作られるのではなく、作り手の人生の「時間」を注ぎながら作られているわけです。そのグラスの中には作り手の魂や命が溶け込んでいるような気がするわけです。そしてそれが飲み手の「時間」を華やかに彩ってくれる。美術館で絵を見るときに、画家がその絵を描いたときに感じたであろう気持ちに触れながら楽しむように、手の込んだ酒を飲むときに製作者や製作過程を思うと、味わい以上の楽しみが訪れるのではないかと思います。

 そんなこんなで、披露宴では乾杯の酒なのに4杯もお代わりさせていただきました。スタッフ間ではさぞかしひんしゅくを買ったことでありましょう。

 え、音楽の話はしないのか、ですって?お客様、ここはBARですぞ。BARといえば酒。酒といえば音楽です。ただ、私の幅狭い知識での話では、目の前の酒がまずくなってしまいますよすよ。音楽の話は、お隣の「ショーガ's BAR」でどうぞ。まぁここ最近はずっと留守で、営業はしていないみたいですがね。機会があれば。

 おっと、残念ながら今日はもう閉店ですね。またぜひお越しください。それまであなたに良き音楽が訪れますように。


Daisuke

Daisuke's BAR 【Day 1 〜Beer〜】/ 2010.10.9

 Daisuke'S BARへようこそ。

 本日は何を飲まれますか?え、酒なんていらない?なにをおっしゃいますか、ここはBARですよ。心癒す一杯をどうぞお楽しみください。

 ホームページを立ち上げたんです。はい、長年連れ添ったツレがおりましてね。ひょんなことからやってみようということになりまして。ええ、彼とは長い付き合いになるんです。腐れ縁とはこのことを言うんですかね。昨年の頭に久々に意気投合しまして、再び一緒に活動することになったんです。かれこれ4年ぶりだったんですかね。それまでは、はい、いろいろと仕事に追われていまして。

 まぁ私の昔話を聞くのもつまらないでしょうし、一杯いかがですか。ますは美味しいビールでもどうでしょうか。日本のビールは食前酒としては素晴らしい要素をいくつも備えているんです。「とりあえずビール」というのはあながち間違いではないんですよ。もっとも最近は食事に会わせてゆっくりと味わうビールを日本でもよく目にするようにはなってきましたね。

 お勧めはやはりプレミアムモルツでしょうか。刺激が少なく、コクの強い味わいは、お客様のようなビールにあまり免疫のない女性の方たちの舌にも優しく染み渡る味わいを持っています。決してサントリーの回し者ではないんですが、数あるビールを飲んできて、「おいしい」「まずい」ではなく味わいの深みやバランスを考えると、あのビールは優秀であると主観的にですが強く感じますね。

 一言にビールといっても様々な味わいがあります。原料こそ同じですが、原料の割合、製造の工程、調合によって、様々な風味や口当たりを持つビールが出来上がるんです。ビールが苦手に思う人でも、何を食べながら飲むか、いつどのタイミングで飲むかで、感じ方は全く変わってくるんです。興味おありでしたら、当BARのビール、ぜひお試しください。一つ一つ丁寧にご説明させていただきます。

 え、音楽の話はしないのか、ですって?お客様、ここはBARですぞ。BARといえば酒。酒といえば音楽です。私の幅狭い知識での話でよければ、目の前の酒がまずくならない程度にお話させていただきますよ。

 おっと、残念ながら今日はもう閉店ですね。またゆっくりお話できればと思います。それまであなたに良き音楽が訪れますように。


 Daisuke

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