ショーガのつぶやき

Sub menu


ショーガのつぶやき [十言目 ~行く年来る年]/ 2010.12.31

 さて、なんだかんだで今年も無事暮れようとしています。この一年、私的にも公的にもthe CROSS及び、私ショーガを支えてくれた皆様に最大限の感謝を。来年からはさらに精力的に楽曲制作を行って行きたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。



 それでは皆様。良いお年を!

ショーガのつぶやき [九言目 ~EQ アコギ編]/ 2010.12.22

 単にobjectを閉じていないだけでした。ヒューマンエラーは防ぎにくいから困るね(空を見上げながら)

 EQの働きとして主に挙げられるのは「@音作り」と「A帯域処理」との二つであろうかと思いますので、その辺を踏まえた上で、EQの使い方実践編を行って行きたいと思います。

 今回は@音作りについてやっていきたいのですが、これはもう読んで字の如く「帯域を弄って原音を変えちゃおう」って話です。普段からエレキギターやベース、シンセなんかを弾いている方にとってはなじみの深い項目ではないかと思います。ただし、音作りって奴は作り手の趣味がモロに反映される部分であります。音楽自体が自分語りみたいなものなのですが、音作りに関しては特にその傾向が強いように思います。なので、○○Hzを弄ったら確実に△△になる!とかそういったことは一切断言できません。むしろ「とりあえず○○Hzをブースト(ちなみにですが、EQを使用して強調すること《+に振ること》をブースト、減衰させること《−に振ること》をアッテネートと言います)」って考え方は、没個性街道まっしぐらの、音楽的に非常に危険な思考であると言わざるをえません。なので当サイトに限らず、あらゆる情報は参考程度に留め、最終的に自分の耳で判断するようにする事を、ショーガは強く推奨いたします。


 それではアコースティックギター、略してアコギのEQ処理に入っていきましょう。アコギに限らず生楽器はみんなそうなのですが、エレキギターのように事前に大きく音を弄ることが少ないので、どうしても後からかけるEQが重要になってきがちです。素材の持ち味をうまく生かしつつ華麗でナイスな処理を目指したいものですね。


 その為にまず自分の持っているアコギの個性を知ることが非常に大切です。自分の持ってるアコギを録音して、アナライザー(録音した音の帯域分布を目で見て確認できるソフト。大抵の音楽製作ソフトウェアに標準装備されっています)を使って確認してみましょう。ちなみに私が今回録音した素のアコギがこれです。


 一聴してなにやらモコモコしているのがわかりますね。これをアナライザーで確認すると
 
 
 
 こうなります。80~300Hzあたりが突出しており、これがモコモコ感の原因であるかと思われます。この素の音を用途に合わせてどう加工するかが重要なわけですね。

 

  • POPsやRockのオケに使う場合
  •  この場合低域をばっさりとカットしてアコギ特有のシャリシャリした音を前面に押し出す処理が良く使われます。場合によっては高域をブーストしてハイハットと絡むくらいシャキシャキさせる事もありますね。今回の場合、低域はもちろんなんですが、80~300あたりの中低域もシャキシャキ感の邪魔になる為アッテネートしちゃいます。  

     
     はい、ガッツリEQ処理。ちなみにこのElectri-Qですが、BWってのが先日説明したQに当たります。右クリックてフィルターを選んで、左ダブルクリックでフリケンシー、ゲイン、Qを選ぶわけですね。慣れると非常に使いやすいです。慣れるまではついつい右クリックしちゃってコンチクショと叫ぶことになります。  

     
     そしてアナライズしたものがこちら。高域についてはあんまり変化が見られませんが、中低域がぐっと押さえられているのが目に見えてわかると思います。

     

     そして音源がこちら。ずいぶんモコモコ感が取れてシャキシャキした音になっていますね。ここからは周囲との掛け合いなので、ココで一概に説明することはできません。。ドラムはどうする?ベースはどうする?シンセはどうする?課題は山積しております。場合によっちゃもっと中低域を出しても良いかもしれませんし、高域をもっとブーストしたほうが良くなるかもしれません。いずれにせよPOPsやRockに使用する場合は多少キツ目にEQをかけた方が良い感触になる事が多いようです。別にEQ失敗してもやり直せばいいだけの話なので、失敗を恐れずガシガシチャレンジして下さい。


  • アコギの色を前面に押し出す場合
  •  アコギの色を前面に出す場合は、まぁ、基本ローカットくらいで、後は何もしなくても良いです。EQに限らず処理をするって事は入力(録音)された音を多かれ少なかれ弄る事なので、処理しない=アコギの持つ色を前面に出すって事に繋がるわけですね。ただし帯域処理的にはまた違ったイコライジングが必要になってきます。その辺りはまた後日・・・
     さて、さっきも聴いてもらった通り、素のアコギは中低域がモコっていますね。ちょっといい感じには思えないので、少しアコギっぽく聴こえるように調整します。


     
     今度はグラフィックEQを使ってみました。低域はばっさりカットしつつも良く言えば個性、悪く言えばモコモコ感の元になっていた80~300Hz辺りを若干残しています。1kHz辺りからシェルビングをかけて高域を膨らましつつ、8kHz周辺でギターにハリを加えています。倍音が若干入っていたので15kHz以上をぐっと持ち上げています。アコギ的なふくよかさを残しつつキラキラさせるような処理になりました。
     
     そしてアナライザーがこれ。中低域に変化が集中してますね。低域、超高域共に残しているのが先ほどとの違いでしょうか。そんで、ここからは個々の楽曲に合わせた処理を行っていくわけですね。アコギの色を残す場合は倍音の処理を丁寧にするといい結果が得られると思います。生楽器のキモは倍音ですからね。しかし録音の仕方が悪かったり楽器が悪かったりすると、倍音がほとんど含まれていない状態で録音されてしまう事があります。こうなるとEQではどうにもなりません。そもそもEQはそこにある周波数帯域を弄くるソフトなので、そこに音が存在しなければブーストもアッテネートもあったもんじゃないのです。そうした場合録り直すか楽器を変えるのが一番なのですが、諸々の事情でそうもいかないこともありましょう。そんな時はテープシュミレーター等を使って少〜し歪みを加えてやると、あら不思議。なかったはずの倍音がモコモコって飛び出してくるのです。原理は良くわかりませんが、なんか出てくるのです。何ででしょうね?でも便利なんで機会があれば是非試してみて下さい。

     アナライザーは多分お使いのソフトに標準装備されてると思うのですが、フリーのDAWソフトを使ってると付属していてないかもしれないので一応紹介しておきます。voxengo span(http://www.voxengo.com/product/span/) 私はDAWソフトに標準装備されているものを使っているのでこのソフトを使ったことは無いのですが、評判はそれなりに良いみたいですね。

     それでは今回はこの辺で。次回はエレキギター編を行いますよろしくです。少し長くなったので本日の一枚はお休みソーリー。

    ショーガのつぶやき [八言目 ~メリークリスマス]/ 2010.12.21

     メリーの音がいよいよ間近にまで迫ってきましたね。皆様もう予定は立っておりますか?一人の方も、カップルで過ごす方も、家族と過ごす方も、仕事の方も、みんなまとめてメリークリスマス!

     さてさて、実はEQ実践編のテキストは99%完成しているのですが、mp3の埋め込みだけがどうしてもうまくいかないのです。ぐぇぇ、なんで?何で埋め込んだ部分より下が表示されなくなっちゃうの?もう何日このタグと格闘してるの?もしかしてOPERAじゃ駄目なの?なんなの?タヒるの?

     そうこうしているうちに、こんなクリスマスが差し迫ってきちゃったわけですよ。なんてこった。仕方ないから別の話題でお茶を濁すことにします。暴露しなくてもいい裏話まで(勝手に)暴露しちゃうショーガの懐の深さを知るがいい。

     今回はクリスマスも間近に迫っているという事で、人によってはクリスマスプレゼントを選ぶのに余念が無い時期だと思います。「クリスマスにLed Zeppelinの伝説のライブが欲しいわ」なんて燃える状況があるかもしれません。そんな時期にショーガが今年購入したアルバムでお勧めの物をピックアップすれば何処かの誰かの役に立つかもしれない。

     しかし、そこは歴戦の猛者と巷でもっぱらの噂であるショーガ。そんな普通の事をしてどうなる?何かもう一捻りあったほうが良いんじゃないか?

    というわけで、「本年度発売、買ってはいけないCDランキングワースト3」を開催したいと思います。各方面のファンに怒涛の如く喧嘩を吹っかけるこのコーナー。一体誰が得をするのか?mp3を埋め込めないあせりがこのような暴走を生んだのだとショーガは語るが、それはまた後のお話である。

     Worst 3 Michael Jacson / MICHAEL

     全世界に衝撃を与えたマイケルの死より1年。生前レコーディング中だったり、或いは何らかの事情により未発表のままになっていた曲が膨大な数眠っているという噂が流れてから1年。ついにフルアルバムの発売となりました。楽曲個々の完成度は非常に高くHollywood TonightやBreaking news、Another Dayなんかは後期のマイケルっぽくて非常に良い曲ですし、アルバムのラストを飾るMuch Too SoonはHeal the worldに匹敵する名曲だと思います。カーペンターズとかが歌ったら間違いなく彼女たちの代表曲になっていただろうと思わせる程、やさしく愛しい曲になっています。しかし、制作された時期が状況がバラバラなものを無理矢理1つのアルバムにまとめているので、当然アルバムとしてのまとまりは余りありません。BAD時代っぽい雰囲気の極もあれば、Invincibleっぽい曲もあってまとまりが無い感じがします。また未完成だった部分を他のアーティストが補完する事によっての発売となっていますので、曲によってはマイケル臭が薄くなっている部分も否めません。個人的な意見ですが、やはりDanderousやInvincibleのほうがアルバムとしての完成度は高いように思います。マイケルの新曲が聴けるうれしさが半分、元Xjapanのhideがなくなった後にBestアルバムを連発された時に似たやるせなさが半分のなんともいえない感じです。マイケルジャクソンを始めて聴くという方にはお勧め出来ないアルバムです。

     Worst 2 河村隆一 / SORA

     エイベックス移籍後の第1弾オリジナルアルバム。前作「ピアノ」が非常に質の高いアルバムになっていたのでとても期待していたのですが、蓋を開けてみると・・・一言で言うならアレンジ、及びMIXが悪い。メロディ自体はいい感じ物もが多く、ボーカルもさらに太く優しくなっているのですが、珍妙なアレンジにより台無しになっている曲が数知れず。アレンジ全般に葉山さんを持ってきたのが敗因なのでしょうか?
     1曲目の「大空の記憶」はアレンジが悪く曲としてのメリハリが全くありません。なんかヌルっと流れていく曲です。2曲目の「Brilliant Stars」はアコギのプリゼンスが半端無く、完全にハイハットと化しています。こんなにハイを聞かせる必要があったのでしょうか?「チッキチキチキ」というハットなのかマラカスなのか良くわからない音が耳に残って離れません。3曲目の「やどり木の下で」ですが、曲自体の雰囲気はいいしメロディもやさしく名曲の予感なのですがスネアがうるさい。クリスマスを思わせる温かみのある楽曲に低音が強けりゃゲインも高いスネアがばしんばしん響き渡ります。楽曲がHRならぴったり合う素敵なスネアだと思うのですがね・・・ この辺りでアルバムの行き先に暗い影が掛かっているのがありありと見えてきます。 4曲目はひと時の安らぎ「抱きしめて」。これは良いです。こーゆーのを待っていたのです。今までの3曲は悪い夢だと忘れたい。しかし続く5曲目「薔薇とプリンシバル」はまた妙な感じで、細かく刻むリズムなのに全然細かく刻めてる感じがしない。変な部分でいらん一体感を発揮しています。6曲目の「草笛」これは押尾コータロー氏とのコラボなので超期待していたのですが、何ちゅーかだれますね。アコギとボーカルだけなので1番で終わらせとけばよかったと思います。2番になると曲に変化が無いのでさすがにだれます。この辺りから飛ばし飛ばし聴いてたのであんまり覚えていません。10曲目の「残された記号」がロックチューンとの事でこのアルバムで1番期待していたのですが、エレキギターの使い方が変でやっぱり早送り。葉山さんは4曲目でも思ったけどエレキギターを弄らないほうがいいと思う。後はまた早送りで全然覚えておらず、13曲入りのフルアルバムなのに30分くらいで聴き終わっちゃった。ライブで聴くとまた違うのでしょうが、なんと言うか・・・
     
     どうしてこうなった・・・
     

     Worst 1 LINKIN PARK / A THOUSAND SUNS

     Hybrid Theoryでがっつり掴んだファンをMeteoraで選別し、Minutes To MidnightでふるいにかけA THOUSAND SUNSで殺しにきた感じです。先行シングルであるThe Catalystがエレクトリックで素晴らしいできだった半面、こっちの方面に言っちゃうんじゃないかって不安があったのですが、見事的中しちゃいましたね。
     全15曲なのですが、内6曲が1分程度のつなぎ曲なので実質は9曲入りのアルバムとなります。ボリューム的に若干の物足りなさを感じながらアルバムは始まります。が、特に聴き所もなく盛り上がりも無く楽曲を消化していって8曲目。ようやくHRを期待させるイントロが始まりいよいよ来たかと思わせておきながら、特に何事も無く終了するトリックプレーを披露。次曲ではチェスターががんばってシャウトしていますが、それすら空しく感じます。もう私の脳みそは「LINKIN PARK」のCDを買った時点でHR脳に以降しとるわけですよ。そんなふうに期待していただけに、もはや私の脳みそは飢餓状態。早くGIVIN UPのようなHRを聴かせろと餓死寸前。なのにアルバムはその後も特に盛り上がることなくフェードアウト。なんのこれ・・・
     残念ですがLINKIN PARKがこの手のアルバムを作る意味は、少なくとも聴き手からすれば、全くのゼロです。考えても見て下さい。The Offspringにしっとりしたバラードを求めますか?Neil Youngにアゲアゲのポップスを求めますか?やはりThe Offspringには両手を振り上げながら何も考えずノリノリになれるパンクチューンを求めますし、Neil Youngには魂を震わすロックを求めるのが世の常ってもんです。それと同じようにLINKIN PARKには元気なでヘヴィなロックを求めているのです。この手のアルバムならColdPlayやNINの方が3枚も4枚も上手です。やはりチェス田ーはこめかみに青筋ぶったててがなっている姿が一番輝いていると思います。GIVIN UPで叫びまくってるチェスターは最高にかっこよかった。今回のアルバムで何かを吸収して次回最高にヘヴィなアルバムを聴かせてくれる事を切に願うばかりです。

       

     そんなこんなで買ってはいけないCDワースト3でした。叩かれたってかまわない。でも、個人的にはこの酷評は期待の裏返しだと思っています。なんてえらそうな事を言ってしまいました。まずお前がいい曲を作れという話ですよね。ががががんばります。

    ショーガのつぶやき [七言目 ~EQ!]/ 2010.12.7

     それではいよいよEQの説明に入っていきたいと思います。アニメ版ドラゴンボールに比べても遜色の無いこの引っ張り様。にらみ合いだけで30分が終了するような、そんな詐欺に近いものさえ感じますね、ヒヒヒ

     まずEQにはグラフィックとパラメトリックという2種類のタイプがあります。簡単に言うと

  • グラフィックは視覚的に操作しやすいけど細かいところまで詰められない
  • パラメトリックは操作はややこしいけど細かい設定ができる


    と言うわけです。しかし最近は二つの機能を併せ持つパラグラフィックなるものが、まるで雨後の筍のようにもこもこと頭角を現してきていますので、その辺の垣根はあいまいになってきているのかもしれませんね。私はパラメトリックを愛用しておりますので、ここから先はパラメトリックに焦点を絞って展開していきたいと思います。全国1億3千万のグラフィック愛好会の皆様には申し訳ないことです。しかしこれも自然の摂理なのでs


     さて、パラメトリックEQ(以下、特別表記がなければEQは全てパラメトリックを指します)ですが、パラメーター(中心周波数、帯域幅)を自由に弄くれるから「パラ」メトリックと言われるなんて嘘か本当かわからないような事を聞いた事がありますが、パラメーターを細かく弄くれるところがウリな分けですね。


     これはSONAR付属のEQです。なんか見るからにややこしそうですね。ちなみにこの見た目のことを「GUI」と言います。左からひとつずつ説明していきます。

     BANDですが、これはひとつのEQの中で弄くれる数のことです。3BANDなら3つまで、10BANDなら10まで弄くれるわけですね。画像のEQは6BANDなので、6回まで弄れるわけです。「6個も使わねーよ」って時はオフにしておけばよし、「6個じゃ足りねーよ」って時は、EQかけた音に対してさらに追加でEQをかけるわけです。細かく設定ができる分、グラフィックよりもBAND数が絶対的に少ないのが特徴のひとつですね。

     FilterはEQの処理の種類ですね。EQ処理には大きく分けて3つの処理があります。

  • ピークディップ・・・ある周波数を中心としてその付近だけを調整する「図AB」
  • シェルビング・・・ある周波数を境にそれより高い(または低い)部分をまとめて調整する「図D」
  • パス(ローパス・ハイパス)・・・ある周波数を境にそれより高い(または低い)部分をまとめてカットする「図@」
  • パス系とシェルビングは似ていますが、ある程度膨らみを残したいのならシェルビング、ばっちりカットしたいのならパスを選びます。「ちょこっと高音が欲しい」「若干低音が強いから下げたい」って時はシェルビングで、「いっそばっさり切り捨てたい」って時はパスで行くのが王道です。

     FreqはFrequency(フリケンシー)の略で周波数の事です。これで何HzからEQをかけるか調整できるわけですね。

     Qは帯域幅、あるいはQ幅ともいい、Freqで設定した周波数の前後どれくらいに効果をかけるのかをこれで調節します。

     Gainは上で設定したEQをどのくらい強くかけるかを設定します。


     EQにもいろんなタイプがあって細かい仕様は10機十色なのですが、基本は上記ですので、いろいろ弄って楽しんでみて下さい。個人的にお勧めなのがElectri-Q (posihfopit edition)(http://www.aixcoustic.com/index.php/posihfopit_edition/30/0/)です。当然フリー。しかし、フリーソフトの中ではかなり優秀な物だと思います。EQとして基本的なことは全て抑えてますし、デジタル/アナログの切り替えもできる。64BANDというグラフィックEQにも引けをとらないBAND数。何故かWinampのプラグインにも使えるという、EQの枠を飛び越えた、スーパーEQであると言えます。ネットラジオを聴く時もこれでばっちりさ!


     ココまで来てグラフィックEQが気になっている人の為に、使えるグライコも上げときます。ずばりslim slow slider Linear Phase Graphic EQ2(http://www.geocities.jp/webmaster_of_sss/vst/)です。当然フリー。61BANDのグライコ。視覚的にすげー使いやすいです。BAND数の割りにQが若干広めのような気もしますが、それでも優秀作品には間違いありません。普通にEQとして使うのはもちろんですが、この子が最も輝けるのはマスタートラックです。マスタートラックにて「もうちょっとベースが欲しい」って思ったそんな時!このEQの一番左側、つまり20Hzをピンポイントで持ち上げてやります。すると、なんと言うことでしょう。ベースだけがぶいいっと持ち上がったではありませんか。アンビリーバボー。楽してズルしておいしいところを頂きたい、そんな貴方にお勧めの一品です。




     ちょっと長くなってしまいましたね。次回は実用編を執り行いたいと思います。そんなわけで今日の1枚です。本日は期待の新星、相対性理論の「シフォン主義」です。全国で中毒者を続出させながらまい進する彼・彼女ら。ハマル人とハマらない人とがばっちりわかれる異色バンドです。最新作はシンクロニシティーンですが、DAWの処理に慣れてきたのか変に綺麗な音質になってきちゃったので、あんまりお勧めできません。やはり初期のシフォン主義がお勧めです。気の抜ける曲、意味がわかりそうでわからない歌詞。微妙に音程を外すヴォーカル。この1枚に相対性理論の魅力の全てが詰まっています。ただし、聴く者は心して聴くがいい!一度はまるともう抜け出せない!ショーガも知り合いに聴かされたのが運の尽k

    inserted by FC2 system